toを使うラテン比較とは?

こんにちはみなさん、皆さんはラテン比較というものを知っていますでしょうか?

まずラテン比較と普通の比較との違いを比べて見ます!

まず、普通の比較級ですが、A とBを比較するときには、間にthanをはさみますね?

それに対して、

ラテン比較とはAとBの間にtoを挟むことで比較を表現することができるのです。

つまり例文をあげると、

He is superior to me.

となるわけです。

 

この他にも、たくさんラテン比較があるので主なものをどんどんあげていこうと思います。

  • be superior to〜(〜より優れている)
  • be inferior to〜(〜より劣っている)
  • be senior to〜(〜より年上)
  • prefer A to B〜(BよりAが好き)
  • be freferable to〜(〜より好まれている)
  • prior to〜(〜より前に)

こんなにもラテン比較があるんですね!

 

次に比較級にtheが付くというちょっと特殊な例を上げたいと思います。

一個前の記事を見た人は、比較級なのにthe付くなんておかしくない?theが付くのは最上級の時だけじゃないの?と思う人もいると思います!

しかし、比較級でもtheが付く時の条件が3つ存在するんです。

それを紹介していこうと思います。

  1. 文中にof the twoがある
  2. the比較SV〜, the比較SV...
  3. I like her all the better for her kindness.

主にこの3つが上げられます

上から1個づつ説明していこうと思います。

まず、of the twoが文中にあった場合は「二者択一」と覚えてしまった方がいいと思います。

2つのものを比較していることが多いからです!

 

次にthe比較〜, the比較...。

の構文がありますが、これは、

〜すればするほど...と訳すことができます。

ここで問題なのが、比較の後ろに続く文章の動詞にはwillをつなぐことができません。

 

最後にall the betterという文章を見かけることがあります。

これをもっと細かく見ると、allは強調の単語でそれにthe betterがつながっている感覚です。

そしてthe betterが後ろに続く名詞や文章を説明しているような感じです。

 

つまり、

I like her all the better for her kindness.

という文章を日本語訳すると、

私は彼女が好きだ+彼女の優しさの分だけ

という文章が合体した文章になっています。

 

最後にno more 〜than...

について説明していこうと思います。

 

これは、難しい用法でクジラ構文と言われることもあるんですけれども、2つに区別して考えればわかりやすくなります。

ここで例文を挙げて見たいと思います。

 

You can no more change my mind    than you become the president.

このような例文があります。まずthanのところで2つに区切ります。

そして前の文と後ろの文マイナスのニュアンスを持たせながら訳していきます。

するとこのようになります。

 

あなたは私の気持ちを変えることができない。

あなたは大統領になれない

このようになります。そしてそれぞれを比較して同じだ

と訳して完成です。

 

つまり最終訳は、

あなたが私の気持ちが変えることができないのは、あなたが大統領になれないのと同じである

と、まぁこんな感じになります。

 

この逆バージョンも紹介します。どうやって逆の表現をするかって?

それはmoreの部分をlessにするだけです。

例文を挙げておきます。

He is no less cool   than he brother is cool

こうなります。

前の文のように2つに分割していきます。

つまり、

彼はかっこいい

彼の兄弟はかっこいい

となります。この文章を合体させて「同じだ」

という訳を加えます。

 

すると最終訳はこうなります。

彼がかっこいいのは彼の兄弟がかっこいいのと同じだ。

となります。

この2つの用法で注意点が2つあります。

 

まず1つ目が、

moreなのにマイナスの意味、lessなのにプラスの意味が入ってくるということです。

2つ目は、

言いたいことはthanの前であるということです。

 

つまり1個目の文章では、あなたが私の気持ちを変えることができないこと。

2つ目では、彼がかっこいいことを主張したいのです。

 

今回はラテン比較とクジラ構文について説明していきました。

最後までこのブログを見てくださってありがとうございます。