Butの「しかし」以外の使い方知っていますか?

どうもこんにちは。今回はButについて解説していこうと思います。

タイトルのように「しかし」と訳す使い方は知っていると思います。

いや、

逆にこの用法しか知らない人が多いと思います。

実際、これ以外の用法使うのはあんまりないそうですし。

でもしかし、今回はButの面白い使い方があるので紹介していきます。

 

その前にButの核のイメージは「対立である」ということを抑えおきましょう。

例えば「A but B」

という形があったらAとBは同類関係にはなりませんよね。

対立関係になりますよね?

ここから、Butの核のイメージは「対立」

ということを抑えておきましょう。

 

では本題に入っていきます。

まず簡単にButの用法を挙げていきます。

  • 等位接続詞のBut
  • 前置詞のBut
  • 関係代名詞のBut

主にこの3つの用法があります。

3つ目の関係代名詞のButなんか聞いたことがありませんよね。

それでは一番上から順番に解説していこうともいます。

 

等位接続詞のButですが、

これはみなさんが使っている「しかし」という使い方をする接続詞です。

補足説明しておくと、

これは接続詞なので、

文と文をつなぐ役目なので、

「SV but SV」

という形になります。

まぁ、ここはこんな感じで割愛させていただきます。

 

それではみなさんが知らないであろうButの使い方を説明していきます。

前置詞のButです。

これは、「〜以外」

という訳の使い方をします。

でもただただ名詞の前にbutがあればこの訳を使えるということではなくて、

特定の語句が来たときにこの訳を用います。

それでは5つありますので順番に見ていきましょう。

  • anything but 名詞
  • nothing but 名詞 
  • have no choice but to 動詞の原形
  • can not help 〜ing系
  • but to 動詞の原形

この5つです。

それでは、順番に説明していきます!

最初に「anything but 名詞」という型から紹介します。

これは日本語で訳すときは

「決して名詞ではない」

この表現はほとんど「never」と同じ訳であると覚えたら楽かなと思います。

 

次に「nothing but 名詞」の型を説明していきます。

これは日本語で訳すときは、

「名詞だけ」

と訳します。

これは言い換えると「only」

anything とnothing がかなり似ている部分なので、気をつけたいところですね。

筆者の私は、

anything がnever

nothingがonly

頭文字のnが一緒にならないという所に着眼して覚えました。

 

次に

「have no choice but to 動詞の原形」と「can not help 〜ing系」、「but to 動詞の原型」

の型について紹介していきます。

これらの型は3つとも同じ型なので、まとめて紹介していこうと思います。

これら3つとも日本語訳をすると、

「〜せざるを得ない」

となります。

この訳になる理屈を説明していきましょう。

個人的に説明するのが簡単な

「have no choice but to 動詞の原型」

で説明していきます。

この記事の冒頭で言ったbutの核のイメージを覚えていますでしょうか。

そうです。

butの核は「対立」です。

ではbutの前後で分解して考えていきましょう!

そうすると、

「have no choice 」と「to 動詞の原型」

のフタチに分解できると思います。

それでこの二つが対立関係になるように訳していくと、

「選択肢がない」と「〜すること」

これを入れ替えて繋げてみると、

「〜することに選択肢がない」

〜することに選択肢がないということは、それしか選択肢がないと言えますよね。

つまり、

「〜せざるを得ない」

と訳すことができます。

他のふたつもおんなじ訳です。

 

それでは最後に関係代名詞のbutについて紹介していこうと思います。

butの関係代名詞って聞いたことがありませんよね?

これも条件が整ってこの用法を使うんです。

その条件とは、

「先行詞に否定の語句がある。」

ということです。

そして、

「butのなかは否定で訳す」

ということです。

 

つまり肯定の文章になるということです。

それでは例文を見て見ましょう。

「There is no rule but has exceptions...」

という文章があったとしましょう。

ちょっとわかりにくいと思うのでbutの前後で分けて見ましょう。

 

前半の部分

「There is no rule」

日本語に訳すと、

「規則がない」

 

そして後半部分

「has exceptions」

これを通常の日本語で訳すと

「例外がある」

と訳します。

しかし、

butのなかは否定で訳すので、

「例外がない」

と意味が反転になります。

そしてこの前半部分と後半部分を繋げて見ます。

そうすると、

「規則がない例外はない」

とこんな訳になります。

これでは少し気持ち悪い気がするので、言い換えていきたいと思います。

そうすると、

「全ての規則に例外がある」

という文章になります。

 

ちょっとこの用法はかなり応用編なので難しいかと思います。

それにしてもbutにもこんなに用法があったんですね。

驚きです!

 

最後までこの記事を読んでくださってありがとうございました。

また明日お会いしましょう!