日本にはない考えの受動態ってなんなの?

品詞についての情報はこれで最後です。

 今回は「受動態について説明しようと思います。」

受動態って日常生活では馴染みがない言葉ですよね?では受動態とはなんなのか?

受動態とは受け身を意味します。

 

次の文をを見てください。

He broke the window

これは第3文型の普通の文です。

 

しかし、Heという主語(S)the window という目的語(O)を入れ替えて

動詞をbe動詞+過去分詞の形にして後ろに元々の主語(S)と前置詞のbyを炊いた文章にすると「〜される」という文章が出来上がります。

 

なぜ受け身の文章にするのかって?

 

それは、

 

主語について曖昧もしくはぼかしたいときに使われることが多いです。

 

例えばみなさんが友人や知り合いなどに、

 

「あなたは感情的だよね」

 

と言われたとしましょう。

 

こうストレートに言われたらムカつく人も中にはいると思います

 

しかし

「あなたってよく周りに感情的って言われませんか?」

と言われたとしましょう。

こう当回しに言われたほうが曖昧にして言葉を伝えることでギクシャクしなくて済みますよね。

 

日本はアメリカとは違って建前の文化と言われています。

 

実はきずかないうちにあなたも受け身の表現を使っているかもしれませんね。

 

というのは、相手がその情報について精通していると思われる時に使われます。

 

例えば、私が骨董品について詳しかったとしましょう。

 

例え有名な人に作られた茶碗だったとしても、

骨董品に全く興味なかったり知らない人に向かって

 

「この急須は江戸時代のある有名な人が作りました。」

と言ってもあまりピンときませんよね

 

しかし一方で、私がプロの鑑定士などに

 

「この急須は江戸時代のある有名な人によって作られました。」

 

と言ったらどうでしょう。

 

前者と比べたらより一層この急須はすごいというのが伝わりますよね。

 

これは旧情報から新情報の流れに沿わないと展開がスムーズにいかないからです。

 

これは相手が既にそれを知っているという前提があるからこそ成立します。

 

受動態にちなんでもう一つ付け加えます。

 

「私は驚きました。」

日本では感情は能動態で表されます。

なぜならなら日本では感情は自然と湧いたり込み上がってくるものだと解釈しています。

 

しかし、一方でこれを英語の文章にすると

「I am surprized.」

となります。

日本語とは違って英語は受け身で表されていますよね?

理由は英語では感情というものは

何かの出来事によって引き起こされると考えているのです。

 

 

日本はモノにも感情があると考えていました。

例えば、

「よく花が笑っている」と比喩したり

「空が泣いている」と比喩したりすることがあります。

 

そう言った日本の文化が今の日本言語にも影響しているのではないかと思います。

 

余談ですが日本と海外の機械に対する考え方の違いはとても面白いですね。

 

日本では大昔からからくり人形で日本と機械が共存していたのが普通でした。

 

その結果ものにも感情を持つという考え方が定着してきました。

 

その文化がアニメ業界にも影響し、

某有名アニメである猫型ロボットが人間と協力しあったり、人間と泣いたり笑ったりなど海外にはない思想が入ってきました。

 

しかし、一方で海外ではロボットは単なる人間の道具にすぎないという考えが定着して行きます。

 

日本と海外の思想がここまで言語に影響していると考えるととても興味深いですね

 

最後までこの時事を読んでくださってあるがとうございます。

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