be to不定詞って!?&補語の位置の前置詞の省略ってなんなの?

英語にはbe to不定詞というものがあります。まず、beとtoの連続を見たら次のことを考えます。そもそも、be toを使うことで、第三者の意図を暗示させることができます。

  1. beとtoを分けて考えてto以下を「〜すること」と訳出する。
  2. be とtoを一緒にして考え「〜することになっている」と訳出する。
  3. (不)可能の訳で訳す。「否定の意味の語とtoの後ろにbeと過去分詞が続くという条件を満たしたときに不可能の意味で訳出します。

まず、最初から、説明して行きたいと思います。

次の英文をみてください。

My goal is /to become doctor.

これを日本語で訳すと以下のようになります。

私の目標は、医者になることだ。

文型でいうと第二文型です。to以下が保護扱いになります。

因みに、口語体で訳すときは、be supposed to 〜を使います。

 

次に、be toをセットにして考えると次のようになります。

My mother is to go.

これを日本語に変換すると次のようになります。

私の母は行くことになっている。

 

最後に不可能の文で訳すとは何か?

不可能と言ったら「〜できない」ということですよね。

英文をみてみましょう。

Bear like this is not to be had outside of Japan.

赤い字で示された所はbe to不定詞になっていて、また緑色の字の所で過去分詞になっていますね。

これを日本語で訳すと、

このようなビールは日本の外では、飲むことができない。

と訳出することができます。

 

ここで重要なのが、2個目と3個目のto beは助動詞扱いなので、前に助動詞をおきことができません。

つまり、

can be toの型になることはないということです。

次は、補語の位置にある省略について説明して行きたいと思います。

まずは次の英文をみてください。

All you have to do is to study.

これを日本語訳すると、

あなたは勉強しさえすれば良い。と訳せます。

赤い字が主語、青い字が動詞、黄色い字が補語という扱いになります。

実はこの文章は、toを省略することができます。

それは、補語の位置にあるto動詞の原形はその文の動詞よりも前にdoがあれば、省略することが可能です。

おまけ知識として、

All you have to do〜

と類似表現として、

You have only to〜

も挙げられます、ついでに覚えておきましょう。

 

これとは別の話ですが、前置詞を省略できるイディオム表現があります。

have( trouble )in 〜ing

  (difficulty)

ここに用いられているinは省略可能です。

 

ここで言っておきたいのが、イディオムについての知識です。

イディオムは覚えている覚えていないかの問題ですので、

間違ってもあまり気にしないようにしましょう。

 

最後おまけ知識を何点か紹介して行きたいと思います。

まず一つ目の言い換え表現

「〜することができない」

There is no〜ing /It is impossible to

この二つは同類表現です。言い換え問題として頻出ですので抑えておきましょう。  

 

二つめにblameとresponsibleの違いについて述べて行きたいと思います。

一言で言えばblameは直接的responsibleは間接的な表現です。

blameは当事者。responsibleは関係者と覚えておきましょう。

 

最後にenoughの使い方です。形容詞、副詞、名詞により配置する位置が変わります。

 

形容詞副詞はenoughの前に配置します。例文を挙げます。

small enough /slowly enough

名詞はenoughの後ろに配置します。

enough time.

 

今回はbe to不定詞と補語の位置の前置詞の省略について解説してきました。同じbe toでも状況によって訳出の仕方が変わるなんてめんどくさいですよね。

 

補語の位置の前置詞も省略できると知っていた人はそう多くないともいます。

 

でも省略する事ができるのはある条件を満たした時ですよ。闇雲に省略できると勘違いしないでくださいね。