「The United Nations」(国際連合)って複数形で表すか?それとも単数かわかりますか?
「The United Nations」(国際連合)って複数形で表すか?それとも単数か
今回は、「The United Nations」 について解説していこうと思います。
これは「国際連合」という意味です。
では、この単語が複数形かそれとも単数形で表すのか考えてみましょう。
恐らく大半の人が「複数形」で表すのではないと考えている人がいるのではないのかなと思います。
多分常識的に考えて、国際連合はたくさんの国で構成されているため
「複数形」で考えてしまったり、「The United Nations」が複数形の「s」がついているから
絶対複数形だ!と決めつけてしまったりしていると思います。
しかし、「The United Nations」は単数形で表すのです!
本当にびっくりですよね?
では、その理由を解説していこうと思います。
国際連合は、たくさんの国が集まって構成された一つの団体とみなすので「単数形」
で表すんです。
実は「国際連合」の他にも必ず単数形になると決まっている表現があるので、まず最初に具体的な単語から紹介していきます。
- economics (経済)
- physics(物理学)
- statistics(統計学)
- measles(はしか)
- mathematics(数学)
これらの単語も、単数扱いになります。
また、以下の事を表すときも単数で表します。
- 「時間」
- 「年齢」
- 「距離」
- 「金額」
- 「重量」
これらの語句は一個の塊としてみなすの、基本的に単数形で表します。
一個だけ具体例を挙げておきましょう。
「Thirty minutes is short for me.」
ここで使われている「Thirty」という時間の単位は一個の塊としてみなしているので、
後ろの動詞は、「are」ではなくて「is」を使います。
ここから先は余談になってしまう部分もあると思うんですが、
一見複数形で表しそうなのに複数で表現するものを紹介していこうと思います。
まずは例をあげていきます。
- the poor
- the rich
- the old
- the dead
- the sick
- the young
例として、6個ほど例を挙げさせていただきました。
これらの具体例を見たときに、後ろに来る動詞は「is」ではないかなと思った人がいると思います。多分恐らくそう考えた人は「the」という冠詞を見つけて、後ろに来る動詞が「is」なのではと考えたと思います。
しかし、これらの単語は「複数形」を使うんです。
「the +形容詞」
となった場合は、「・・・な人々」と訳すことになるんです。
つまり、上から順番に、
- 「貧しい人々」
- 「裕福な人々」→「お金持ち」
- 「年をとった人」→「老人」
- 「死んだ人」→「死者」
- 「病気になった人」→「病人」
- 「若い人」→「若者」
となるんです。
実際にこの中の表現を用いて、例文をあげます。
「The rich usually makes a boast of property.」
日本語で訳してみると、
「お金持ちは、たいてい資産を自慢する」
という文章になります。
このように、「The rich」の動詞は、
単数の「make」ではなくて、複数形の、「makes」になっていますよね。
ここら辺がよく間違えやすくて、試験等などにも問われることがあるのでよく抑えておきましょう。
長くなったので、ここら辺でまとめて終わりにしたいともいます。
- 最後に複数形の「s」がついていても、一個の塊でみなす場合は、単数形を用いる。
- 「the+形容詞」の形になる時、 「・・・な人々」となり、複数形の扱いになる。
ということです。
今回は、ここまでで記事を終わりにしたいと思います。
最後まで記事を読んでくれてありがとうございました。
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