紛らわしい前置詞の区別6選

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こんにちは。今回は紛らわしい前置詞の区別の仕方を解説していこうと思います。

キリが悪いのですが、今回は6セット説明していこうと思います。

 

まずはじめに紛らわしい前置詞をリストアップしていこうと思います。

  • 「in」と「for」
  • 「within」と「for」
  • 「during」と「for」
  • 「till(until)」と「by」
  • 「above」と「on」
  • 「among」と「between」

上から順番に解説してきます。

 

「in」と「for」の区別のしかた。

はじめに日本語訳した時の違いから説明していこうと思います。

  • 「in」・・・「これから〜時間が経過する / 今から〜後に」(主に経過した時間)
  • 「for」・・・「〜の期間ずっと(主に継続した時間)

と微妙に違います。

 

次の文章ではどちらが当てはまるか考えて見ましょう。

「I have livd in Tokyo (   ) ten years.」

 

ではかっこの中に「for」を入れてみましょう。

そうすると、

「I have lived in Tokyo for ten years.」

になります。

 

分けて訳していくと、

「私は東京に住んでいる/10年の期間ずっと」

となり、もっと綺麗に訳していくと、

「私は10年間東京に住んでいる」

と訳せます。

 

もしここに「in」を入れてしまったら、少し気持ち悪い日本語になってしまします。

 また、「in」は比較的に「will」と一緒になる事が多いです。

 

「within」と「for」の区別の仕方

まず違いを明確にするために日本語訳で比べてみたいと思います。

  • 「within」・・・「〜時間内に」
  • 「in」・・・「〜時間後に」

このように微妙に意味が違います。

 

実際に英文にしてみるとどんな違いが現れてくるのかみてみましょう。

 

「I will go to the school within 1 hour.」

 

「I will go to the school in 1 hour.」

このふたつの文章を見てみましょう。

 

1つ目の文章には「in」が使われていますね。

では、これをどう訳すのか。

「私は1時間以内に学校に行くだろう」

となります。

 

一方で2つ目の文章では「within」が使われていますね。これは、

「私は1時間後に学校に行くだろう」

と訳します。

 

こうして比較してみると「一時間以内」「一時間後」という表現ではかなり違いますよね。

 

「during」と「for」の違い

次に「during」「for」の違いについて説明していこうとおもいます。

まずはじめに日本語訳にした時の変化について比較してみたいと思います。

  • 「during」・・・「〜の間(限定的な時間)」
  • 「for」・・・「〜の間(継続した期間)」

特に注意しなくてはならないのは

「during」が限定的な期間を指すという事です。

 

ではどこで判断すればいいのか困ってしまいますよね?

しかし、見分ける方法があるんです。

 

注目して欲しいのは、

「限定」というキーワードです。

名詞を限定したいときにはどうするんでしょうか。

 

そうです。

「冠詞」「所有格」にすればいいんです。

例えば、

「the dog」「my book」

などのようにすれば、

より意味が限定的になりますよね?

 

少し話が脱線してしましましたが、

 

例えば、

「during the week」

「for week」

 

この場合上が

「その(特定の)一週間」

 

下の場合が

「一週間」

と訳す事ができます。

 

ややこしいので整理して覚えていきましょう。

 

「till(until)」と「by」の違い

この違いも曖昧なので難しいと思います。

最初に、日本語訳で比較して見ましょう。

  • 「till(until)」・・・「継続している状態」
  • 「by」・・・「期限が完了する状態」

では、次の文章を比べてみましょう。

「I will study English till 12 o'clock.」

 

「I will hand in assignment by Monday.」

 

上の文章から日本語訳していきます。

「私は12までずっと英語の勉強をするでしょう」

 

ここで注目して欲しいのは「までずっと」という言葉ですね。

ここに継続期間の意味が含まれていますよね。

 

つまり12時まで継続して英語の勉強をするというニュアンスを含んでいますね。

 

一方で、「by」の意味はどうなんでしょうか?

例文を訳して見ると以下のようになります。

「私は月曜日までに課題を提出するだろう」

となります。

 

つまり、ここでは、

継続して課題に取り組むのではなく、

月曜日という期日までに課題を終わらせるというニュアンスがかなり強いです。

 

ここの解釈が「till(until)」と「by」の大きな違いだと思います。

 

「above」と「on」の違いとは

一言で言うとこの単語の違いは接触しているかどうかの違いになります。

 

「above」「〜よりも上に」と訳し、

「on」接触している状態」のことを指し示しています。

だから一概に「on」は上にあるとは限らないんです。

 

例えば、

「My book is on the table.」の時は「テーブルの上に本がある」ことを指しますが、

「The clock is on the wall.」となった場合は「その時計は壁にかかっている」と訳します。

 

つまるところ、接触していない場合は、「above」接触している場合は「on」

と訳す事ができるんです。

 

最後に「among」と「between」の違いとは。

ついに最後になりました。

 

この二つの単語の大きな違いは、

  • 「among」・・・3つ以上の間の場合
  • 「between」・・・2つの間の場合

「among」で多用される場合が多いのは、

「among young people」などの場合に使う事が多いです。

 

一方で「between」は2つの間の場合に使われる場合がかなり多いです。

たとえば、

「The bus runs between Tokyo and Osaka.」

 

この文章内で、「このバスは東京と大阪間を走る」ということを示しています。

二つの地点に限定された場合にこの表現を用います。

 

まとめ

これで、似たような意味の前置詞の判別方法がわかったと思います。

これからはどちらの前置詞を使った方がいいのか意識しながら読んでみましょう。

 

最後までこの記事を読んでくれてありがとうございました。毎日投稿しているのでもしよかったらまた明日も読んでみてください。